大地の芸術祭2012’②

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大地の芸術祭、もうちょっとご紹介します。

芸術祭では、期間中何度も使える「パスポート」を発行していて、
作品ひとつにつき一回だけ入場でき、訪問した作品のところで
受付のボランティアさんがペタッとハンコを押してくれる。

でも何しろ広いエリア。
屋外の作品については、ハンコ押しがぶら下がってて無人、
セルフで押してね、と言うのも多い。

展示場周辺に着いて、さて作品はどこ?とあたりを見回すと、
「アレだ!」と息子がはるか丘の上を指さし、
うえ~~、この炎天下、あそこまでノボルのぉ?
と負けて、鑑賞取りやめた作品もありました。
(根性ナシですみません、でも35度の暑さだったので)

そんな中、印象に残った屋外作品。

・グリーンヴィラ(たほりつこ)川西エリア

中学生の息子が、キナーレの絵葉書ショップで
「これ知ってる!美術の教科書の表紙だ!行きたい!」
と急きょ、訪問。

公園のひろーい場所に夏の光を浴びた緑の野が広がり、
盛り上げた凹凸で象形文字を描いた、スケールの大きな作品。
全部いっぺんに見るには、空から見るしかないけど、
我々が行った夕方5時は、夏の光と熱、草の匂いがあふれ、
なおかつ、夕方の影が象形文字を縁どり、
緑の造作が大地にうかび、実に印象的な作品。

芝生がきれいに刈り込んであり、作品のメンテがきれいで、
幸せな作品だなあ、とも感じました。

LACHIKU(岩城和哉+東京電機大学岩城研究室)川西エリア

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太い竹の丸太で「竹のトンネル」を制作。
沢山の竹が鳥居のようで、
京都の「伏見稲荷」を思い出してしまった。
竹の隙間から、外の景色が垣間見えるのがいい。
実に見晴らしのいい、すばらしい景色の場所に制作されてる。

わざわざこれを見に、いろんな人が炎暑の中、
丘の上に車でやって来るのが面白い。
家族連れ、カップル連れでやってきては、記念写真を撮る。
いいスポットになってるんです。

みどりの部屋プロジェクト
①で紹介した、Growing Memoriesと同様、参加型作品。
ただし、参加したのは地元の住民の方で、
「だいたい、週3日、2時間ずつみんなで集まって、
 3か月くらいかかってここまで仕上げました」

何をしたかと言うと葉っぱを紙の下に置き、
その上から色鉛筆などで葉脈、輪郭、質感などを写し取る
「フロッタージュ」で、何枚もの葉っぱを写し取っては切り抜き、
一枚一枚、家の壁に貼り付けて仕上げた努力の作品。
でも葉っぱが一枚一枚違ってて、いい感じなんだ。

1階にはアーティスト本人が手掛けた、スキー板や
古い木工品などのフロッタージュ作品が展示され、
2階では来場者が「フロッタージュ」体験もできちゃう。

うぶすなの家
アート展が始まる直前まで、実際に使われていた茅葺の古民家を
「やきもの美術館」として再生。
陶器のインスタレーションが行われているけど、家自体も面白い。

ここは前回も立ち寄って、お昼をいただいた場所。
地元のおかあさんたちが腕をふるった料理で、
ぎっしり詰まった餃子、山菜、野菜の煮物なんかを
作家ものの陶器でいただく↓ おいしくってたっぷり。

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越後全般に言えるけど、お水がとびきりおいしい!
そのお水で淹れたお茶、炊いたお米、
コーヒー、おつゆもぜんぶ美味。
水で太るわけないんだけど、水の味で料理がさらにおいしくなって
結果的に「箸がすすむ」うう・・・。

ぜんぜん痩せられなかったアート鑑賞旅行でした(涙)

4 Comments

  1. あぁ~~すごい!!
    ひとつひとつリンクをポチッとして見てみると、
    ほんと、おもしろい。
    芸術の力を感じちゃうわ。
    地上が盛り上がってるは、植木を刈り込んだとか草原で図案通りに草を倒したとかじゃなくて、
    ほんとに土が盛りあがってるんだよね。
    半永久的にそこにあるのだね。
    ナスカのちっちゃいちっちゃい版みたいと言ったら大げさかな。
    竹のトンネルを見て私もすぐに伏見稲荷を思い出しました。
    今年の2月に行ってきて、写真バチバチ撮ってきたところでした。
    緑の部屋は参加型だったんやね。
    インタビューを見て、作家が会場となる地元の住民のみなさんのことを愛してる感じが伝わってきました。
    みんなで作るアートであり居場所だというところがすごく素敵!
    続いてほしいなぁ~、この企画。
    きっといろいろ厳しいだろうけど、こういうことをしようとしてエネルギーが結集するそのこと自体が、とても大切なことだと思うなあ。
    あんなちゃん、いいもの見せてくれてありがとさん♪

  2. しーたちゃん、ありがとさん♪
    >地上が盛り上がってるは、植木を刈り込んだとか草原で図案通りに草を倒したとかじゃなくて、
    ほんとに土が盛りあがってるんだよね。
    うん。そばに行ってみると、かなり高く土が盛ってある(?)んだよ。
    だから空撮であんなにはっきり絵が映るんだな。
    うちの息子はうれしそうに、作品中を走り回ってた。
    >ナスカのちっちゃいちっちゃい版みたいと言ったら大げさかな
    いやいや、まさにそう。
    それが緑のベルベットに描かれているみたいに見えるのは、
    きちんと草を刈って、面をきれいに保持しているせいだと思う。
    ほっといたら、草がぼうぼうに生えて、文字なんか見えなくなっちゃう。
    愛はメンテ(笑)
    >みんなで作るアートであり居場所だというところがすごく素敵
    うん、そうなの。
    ただ自分の作品をぽん、と展示するんじゃなく、
    一緒に作り上げてなお「作品」にしたところに意義があり、
    つながりも愛も生まれるんだろうね。
    ひとつの目的「アートを作ろう」に向かって、
    みんなで手はシコシコと「フロッタージュ」しながら、
    口ではコミュニケーションしちゃう(たぶん))
    そんな時間を共有したように見えて、なんだかあったかい作品なんだ。
    >きっといろいろ厳しいだろうけど、こういうことをしようとしてエネルギーが結集するそのこと自体が、
    とても大切なことだと思うなあ
    会場をまわっていると、地元のおじいさん、おばあさんと言った、
    およそ「現代アート」と無縁に見える方たちが
    「こんなバカげたもの」と排除せずに作品に寄り添ってる感じがいいの。
    超とんがった作品の中に、麦わら帽かぶったおじいさんが
    澄まして座ってたりね。
    なんかユーモラスな光景なの。
    もう少しだけ、ぜひ紹介したい作品があるので、おつきあいください。

  3. 家に猫がいるので、
    最近まともな旅行などしたことがありません。
    いつも日帰りです・・・・。
    AnnaMariaさんのお話を読ませていただいて、
    旅行に行って、見聞を広げるのもいいなぁ~と
    久しぶりに思いました。
    ほんとにおもしろそうなイベントです。
    新潟は水がいいんですね。
    だから、お米もお酒もなにもかもがおいしいのでしょう。
    旅にでた~い!

  4. キーナさん♪
    いつも遊びに来ていただいてありがとう!
    返レスがちょびちょびの時があって、すみません。
    >家に猫がいるので、
    最近まともな旅行などしたことがありません。
    ま、幸せなにゃんこちゃん。
    ママがいないと寂しがるタイプなのね。
    ほうっておくと、すねるとか、暴れるとか?(笑)
    >旅行に行って、見聞を広げるのもいいなぁ~と
    久しぶりに思いました。
    うはは、お恥ずかしい!
    とても見聞が広がったとは思えないんですが、
    面白がってきました。
    東京→新潟は日帰り可能なので、今までは日帰り鑑賞していたのですが、
    今回初めて一泊し、ゆっくり回ってきました。
    わたし自身、単なる「アート愛好家」に過ぎないのですが、
    そこに立つとアートの方から色んな「揺すり」をかけてくる。
    「解放感」を得たり、「なつかしさ」を感じたり、
    「恐ろしい記憶」がよみがえったり・・
    自分の中のどこに放射されるかわからない。
    それが面白くて、つい期待して足を運んでしまいます。
    >お米もお酒もなにもかもがおいしいのでしょう
    ホントに。
    お水って全ての基本みたい。
    お水が合うとその土地(料理もふくめて)とも合うような気がします。
    ついPC前に座り込みがちになりますが、
    やっぱり旅にもでなくちゃなあ・・

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